Highlight を広げてみよう

アメリカの有名なイベントに、SXSW　というのがあります。SXSWとは、サウスバイサウスウエストの略。サウスバイともいいます。

サウスバイは、26年前に始まった世界最大級フェイスティバルです。はじめは音楽だけだったのですが、その後は映画が増え、さらにインターネット（インタラクティブ）が加わって現在にいたります。３つのジャンルが、ほぼ同時進行で行われますが、最近はインターネット関係の参加者が音楽を上回っています。

2007年、Twitterがブレイクのきっかけになったのも、サウスバイでWebアワードを受賞して注目を浴びてからでした。そういうこともあって、最新テクノロジーサービスの登竜門的な位置づけになっているフェイスティバルです。

今年の注目は、位置情報を使った「人発見アプリ」でした。いくつもあるのですが、ヒットしそうなのがHighlight（ハイライト）です。

第六感アプリとも呼ばれます。 今のところはiPhoneのみ。

Highlightは、Facebookでログインし、Facebookのプロフィールデータを使用するアプリです。

「共通の友達」および「共通のファンになっているFBページ」を一つでも持っている人が近くにいると、その人のプロフィールがリアルタイムで表示されるというものです。

どれくらい近くかというと、５０ヤード以内。１ヤードは約９１センチだから、およそ４５.５ｍ以内に入ればHighlightが反応します。待ち合わせの人が近づいてきたのもわかるし、近くにいれば、古い友人を認識する可能性もあります。

面白いのは、過去にすれ違った「履歴」が残ること。

「あそこにいたのねー」

ってな感じで、連絡を取り合うきっかけにできます。

こういったコミュニケーションのやり方が好きでない人もいるでしょうが、使わなければいい話です。一方では、こうしたアプリが広がるのは、必然の流れかとも思います。インストールする人が増えるほどに、使い勝手が増していきます。

がんがん広まってほしいですね。

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